奥本めぐみのこんなん思とう

シンガーソングライター&フラメンコカンタオーラ・奥本めぐみの公式サイト
2016.8月よりこちらが公式となりました
それ以前の日記や記録などは http://megumi-okumoto.blog.so-net.ne.jp/

カテゴリ: ◆日記

noteを読むようになってからつくづく感心するのは、世の中には文章や漫画の上手い人がこんなにごろごろごろごろごろごろ転がってるのか、ということだ。

音楽もそうだが同じものに携わっていてもそれがビジネスかクリエイトかで立ち位置や考え方は全く違う。どちらが良いという話ではない。自分に限って言えば音楽は本当に自分が作りたいものをネームバリューではなくこの音楽家とやりたいという人で且つ自分の音楽に興味を持ってやって下さる方とやりたいし、それがやれれば金を稼ぐ手段は別に音楽で無くて構わない。もちろん最初からこの結論だったわけでは無く自分の音楽も仕事も音楽であることこそが音楽を仕事にしていると言えるんだと信じて邁進していた時期もあった。が、根底にはずっと自分のやりたいこと、というのがあり、ここ数年特に横浜に来てからそれは芯に座った。

noteを見ていると、職業作家かどうかにかかわらず自分の描きたいことを自分のペースで作っておられる方の作品は引き込まれるものがある。多作の方もいればゆっくりの方もいる。多作が出来る方はそれが仕事になるだろう。

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SADEというアーティストがいる。非常にゆっくりで多作では決してなく、数年に一度アルバムが出るか出ないかだが出来上がってきたものの完成度、細部に渡っての作りこみは正に芸術品。

なにかのアルバムのライナーノーツで本人のインタビューがあり、そこにインタビュアーが貴女はとてもゆっくりなペースだけどもっと作らないの的な質問に彼女は笑いながら、あはは、アルバムは子供を作るようなものだからね。そんなに沢山作れないし、そんなすぐには産めないわよ、と答えた、とあった。

ちょうどこのアルバムを聴き始めた時(オンタイムではない)に、自分も自分の曲を書いて歌い始めた時期でもあり、職業としての音楽をやり始めた時期でもあったが、このSADEの言葉は脳天を突き刺した。そうか、そりゃそうだよな。子供を作るようなもの。それほどに、大切で、プライベートで、暖かいもの。

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コマーシャリズムという他者に評価軸があるものと、自身の評価軸とは別。でも、自身の評価軸に根ざした"芸"。それをひとつでも刻めたら、この世に降ろされて生きて去る甲斐が少しはある。かな。 

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昨日、XANADUレコーディング初日。


エンジニアの方に5回くらい"男前だなー!"と言われた(笑)ピアノの調律これでどうですかと言われて2,3節このレコーディングで弾くフレーズを弾いたが、触れた瞬間音が生きていたのでものの数秒でバッチリです、って言った時。ドラムのゲンキがスタジオにあった機材見て、わーこれ面白そうこんなん入れてみてもいいかもですねーって言ったので、良いよぉ、良いように好きにやってー、って言った時。レコーディングの合間の会話で、ライブでも何でも、音間違えたからってもし結果それが良かったらそれが良い、生きているかどうかが大事って言った時。


今回のアルバムは、作詞、作曲、編曲、ミュージシャンの選定、録るスタジオ、どの曲を入れるか、曲順、ジャケット、歌詞カード。そして、金。全て、他でも無い、自分から出たもの。私が良いって言えばそれがマル。


と思って、2日目、レコーディングに向かう道中でこんな記事を目にした。noteにはいい文章が多いのでよく読んでいるが引き寄せかなんか知らないけどこういう時にフィットした文章にふと巡り合ったりする。


【インスタントに消費されていく世界の中で】

https://note.mu/qzqrnl/n/nf29993c59832


2015年のソロアルバム、2017年のヒーテレ、そして今回と、ここ2年ごとに新しいアルバムを作っている。全てオリジナルで全部違う曲。空前のヒットを放ったわけでもないし、メジャーレーベルから出たわけでもない。でも、どのアルバムも、何より自分が気に入っているしどこへ出されても恥ずかしくない。下世話なことを言えば、どれも全て早い段階でペイしていてちゃんと利益にもなっている。


今回は参加していただくミュージシャンも多く、スタジオの時間も取るしぶっちゃけ金はかかる。でも昨日のレコーディング初日を終えて、今朝目覚めて、昨日ほんとうに楽しかったし、自分の作品を仲間と創っている、っていう実感が、とても、あった。


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本当の愉しみは、金を貰うことよりも、その貰った金を貯めて、自分が本当にやりたいことのために、ずどーーーーーーーんと思い切り使うことにある。


まだ学生の頃、バイト代を貯めては旅に出ていた自分を見て母が、あんたツアーコンダクターにでもなればいいんじゃない、旅行好きも生かせるやんと言った時、それはない、と即答した。人のために旅行なんて別にしたくないし興味もない、旅は自分が行きたいところに行きたいだけ行きたい。ツアーの旅なんて微塵の興味も無い。自分が出す金なのに人に決められたコースを連れ回されるなんて真っ平ごめんだ。


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今回のアルバムは、平成最後の大仕事でもあるけど、自分の人生前半戦の集大成的なものでもある。どの曲もどの歌詞も、ここはなぁ、、という場所は一箇所もない。あとは、そういう音を録れるかどうかだけ。録音するときのことを考えたアレンジじゃないから録るのは大変だけど、いつも音を出してきた信頼のメンバーだから、安心して任せられるし好きなようにやってもらえばいい。


冬の入り口に録った音にふさわしい、冴えて澄んだ音になっていると思います。


さ、2日目。

参る。


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先月から始まっている新譜のレコーディング、いよいよ明日から私とリズムセクションの録音に入ります。全11曲のフルアルバム。作詞作曲アレンジプロデュース、ぜーんぶ、あ・た・し💗笑 やりたいほーだい!w

自分でGarageBandで仮録り色々録ってみて考えたり、今までにやってない手法で今回はやってますが、1発録りでは無い良さってのがコレありますね。ものすごい作り込んだものになってきています。そもそもホーンを先に録るっていうね…w

年明けにギターとパーカッションを重ね、完成は春頃、もちろん高槻ジャズストリートでも販売します。

だってジャズストリートで生まれたバンドですからね(* ̄∇ ̄*)

平成最後の大仕事。ご期待ください。

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冬用のヒールのあるショートブーツを買った。長いこと気に入って履いてた2足が去年いっぺんにダメになり、昨冬はカカトの無いウォーキング系のブーツで通していたらそれに慣れてしまい、ついラクな方に走ってしまう。いかんいかん。

最初は黒で探していたのだが気に入った品のサイズが店頭になく取り寄せになるとのことで、色違いの濃紺をサイズ合わせで履いてみたら、これがなかなかいい。

それを見て、側に付いてくれたどう見ても20代前半のストリートファッションが素敵な店員さんのアドバイスに驚いた。

"今履いておられる黒のパンツに黒だと、足が繋がっちゃうし、今の方がいいですよね。ちょっとロールアップとかしても、靴がハッキリして良いかも"

!!!???

"足が繋がっちゃうから"今の方がいい?!?!おばちゃん、むしろ繋げる方向で考えてたよ(;´д`)

夏のサンダルは割といろんな色のを履く方だが、冬はどちらかというと上半身と下半身という2パーツで考えていたかもしれない。サンダルは確かに一度足首が見える形になる。そこで一度足が繋がらなくなるから、抵抗なく色ものを選べていたのか。なるほど。彼女たちは上、下、靴の3点で捉えているのか。そう考えるとコーディネートの幅がたしかに広がるし、色んな案が浮かぶ。

なるほどね、、、若い人の言うことは聞くもんです。

翌日、少し出かけるのに早速履いて出た。玄関を出るとコツコツと響くヒールの音と感触。やっぱり良い。キュッと背筋が伸びる気がする。この冬はこれ履いてあちこち出かけよう。

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