奥本めぐみのこんなん思とう

シンガーソングライター&フラメンコカンタオーラ・奥本めぐみの公式サイト
2016.8月よりこちらが公式となりました
それ以前の日記や記録などは http://megumi-okumoto.blog.so-net.ne.jp/

2017年04月

さてここから1週間、ライブがえらいことです。つまり自分仕切りのバンドやユニットの中でスーパーハード2トップが2日続くという今世紀最大の難関、からの高槻ジャズストリート。

まずは週末日曜日、4/30。Barbra Streisand tribute@ロイヤルホース。第5回。非常に人気の高いイベントになってきていつもありがたいことに本当にたくさんのお客様に来ていただいています。毎回お渡ししている手製のプログラムも何気にご好評のようで、これまでのを全部置いててくださってる方もいらっしゃるとか。

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これまでの4回はピアニストをお呼びして弾いてもらっていましたが、今回初めて自分で弾いて歌うということに挑戦します。なんしか歌が難しすぎて、最初にやったときは到底弾きながらできるような状態ではなかったのですが、弾き語りもだんだん極まってきたのかw 今年は、よし、自分で弾いてやってみよう、という気になりました。

初回から支えてくれている原満章さんBs、梶原大志郎くんDrと共にトリオでじっくりとお届けいたします!

そしてその翌日、5/1月曜日。今年10周年を迎えるheat elementsの待望のたいぼうのタイボウの2枚目のアルバム<<Scratch>>のリリースパーティ@高槻バード!きっとこのバンドは、誰かが死ぬまでやるんだと思う。10年で2枚というスローペースではありますが、10年続けて来られたことへのいろんな思いが溢れまくりです。この日ご予約で来ていただいた方にはスペシャル特典あり!!!♪

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バーブラだけでも毎回2〜3kgは痩せ、ヒーテレだけでもこれまた毎回2〜3kg痩せるのに(あれだけ食うにもかかわらず)、この2つで2daysなんてどうなっちゃうんでしょ。しかし最近またまた体力オバケが妖怪化しているので、平然と乗り切ってやるつもりです。声も絶好調です!

というわけで、どうかどうかこの2日間、聞きにきてやってくださいませ!


 

一昨年秋に発売したソロアルバム【天上の花】
紹介MVに、とても素敵なコメントをいただきました。どこのどなたか存じませぬが、すごい嬉しい。。。。涙
 
「このアルバムは一生の宝物かもしれない。出張で過ごした港町での日々や景色に想いを馳せ、まさしく聞く映画そのものだ。」

”一生の宝物になるかも”、というくらい、誰かの心の奥底に届いたのなら、世に送り出した甲斐がそれだけで十分にあります。ありがとうございます。

何気にじんわり売れ続けております。お持ちでない方はいつでもおっしゃってくださいお送りします。

https://www.youtube.com/watch?v=BcZyndG25hI


先日からとうとうアップルミュージックを試している。新しいの聞きたくて店頭のCDの新譜試聴を聞いても、R&B系のあの後ろにぐいーなタイムの感のやつは出揃いすぎてどれ聞いても一緒だし、暗い静かな意味不明系ジャズもなんだかなーだし、凝りすぎた変拍子も聞き飽きたし、歌の人は誰かの再来か系ばっかだし、もういいでしょそれは、ってなってしまって食指が動かないことばかりだった。


定額でストリーミングで流しておけば別にタダだし、と思ってあれこれ試すうちに面白いのにも引っかかったりして、ふむ、ちょうどいいなこれ、とずーっと流しているのだが


なるほどねー。


こりゃもうもはや、CD買ってくれどころか、配信もダメだね。笑


自分でもCD作ってるけどCD買ってくれなきゃミュージシャンやっていけませんなんていう時代じゃない。時代は止められない。あの時代は良かったとか懐古主義に浸る暇があったらその時代の流れに沈まない船を探してもしくは作って我がで漕いで渡っていくしかない。CD作って売ってる自分だって音源探すときはyoutubeだしそこから音も動画も落としてスマホで移動中に聴く。そういう時代なのだ。


卑下するわけでなく自分は別に売れてもないし、好きな音楽やってるだけだが、そもそも音楽なんてそういうものなんじゃないのかな、と、年を経るほどに思う。売れなくて辞めるんだったらそもそも音楽をオシゴトとしてやりたかっただけで、"音楽"そのものは辞めるとかやめないとか言う類のものじゃない。


自分も何度も何度も何度も何度も何度も何度も音楽をやめようとした。けどそれはシゴトとしてのオンガクであって、いまこうやって自分のやりたいようにやれているのはその度に"ってゆーか別に辞めなくても自分の音楽は誰のものでもなく自分のものよね"というのが先にあるからだ。


そういう意味で自分はオンガクをオシゴトには出来ない。たとえシゴトといえ良いと思えないものはやりたくないし自分でなくていい場面なら他の人にやってもらえばいい。どんな場面においても、つまらない音楽を垂れ流すよりも無音の方がずっといい。


オンガク専業からダブルワークにシフトしてかれこれもう8年。朝から晩まで働き詰めになる日も多いがやりたくないものは1つも無い。幸いにも、ほんとに素晴らしい一線の人たちとやらせてもらっている。


そんなアルバムがとうとう、来週出ます。5/1、ヒーテレ=heat elements、2枚目。




そして4/30、バーブラストライサンドトリビュート5回目。




で、5/3,4高槻ジャズストリート。


さぁ。

音楽をしよう。



去年の昨日、3ヶ月弱の神戸借り暮らしを終えて、新幹線で香雪と横浜に来た。駅からの坂を上がる入り口に桜の木があることに、引越しを終えた1月は気付かなかった。満開に近い桜を見上げながら、いよいよ横浜での暮らしが始まるんだなあ、と感慨深いようななんとも言えない気持ちになりながら坂をあがった。不安は不思議なほど無かった。

翌日つまり去年の今日。新しい昼仕事先に初出勤。徒歩15分の仕事場に巡り合うとか、こういうのの引きは自分は本当に良い。仕事場まで向かう途中、人生で初めて電線に止まった鳩の糞の直撃を袖にまともに受けた。会社に着いて挨拶も早々に手洗いでコートの袖を洗った。ウンが着くとは幸先いいわ、とか思いながら。帰宅後お気に入りの公園に香雪と出向くと、桜と雪柳が一緒に咲いていた。

それから1年が経った。公園の小道沿いに植わった背の低い雪柳を見ながら、懐かしい淀川河川敷公園の見事な雪柳を思い出す。背丈を越える雪柳の並木、あの高さになるまで何年かかるのだろう、35年くらいかな、とふと思った時過ぎった。
その高さになる頃自分はもう、この世にはいないのかもしれないんだな。

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40歳までの景色と、45歳を超えてからの景色はまるで違う。例えば90歳まで生きるとしても、40歳だと自分の生きてきた年数からまだ10年もあるが45歳だと自分の生きてきた年数であり、そこを越えるともう自分が生きてきた年数より短い。

かつての生徒さんに、「50になった時、ああ山を登ってきたんだ、で、ここが頂上なんだ、あとは山を降りるんだな、と思った」という方がいたが、何を言っているんだろうと思ったその感覚も、だんだんわかるようになってきた。残りの人生、という言葉が現実味を帯びてきて、若い頃は全く理解できなかった、歳を重ねた音楽家がそれまでの活動形態を大きく変えたり、なんなら辞めてしまったり、ということも、この歳になって理解ができるようになってきた。そもそも若い時に残りの人生なんていう言葉は思いつかない。

梅が咲いて、杏が咲いて、桜が咲いて、今の季節はレンギョウにゆきやなぎ、花桃、もうすこししたらハナミズキ、コデマリ、オオデマリ、山吹、と、木の花の季節が続く。年々一年草より多年草、草より木の花が好きになってきたのも年齢なのだろうか。歳を重ねるということはとても楽しい。できることが一つずつ増え、要らないものがひとつずつ減り、許せることが増え、許せないことは捨てられる。

雪柳が何年でどれくらい大きくなるかは知らない。Google先生にでも聞けばわかるのかもしれないが、そんなことは知らなくてもいい。また来年も、穏やかな気持ちで雪柳が見られるように、今年一年、じっくりと過ごしたい。 来月。
heat elementsの新譜が出ます。

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