奥本めぐみのこんなん思とう

シンガーソングライター&フラメンコカンタオーラ・奥本めぐみの公式サイト
2016.8月よりこちらが公式となりました
それ以前の日記や記録などは http://megumi-okumoto.blog.so-net.ne.jp/

2016年09月

久方ぶりの2連休、やっと晴れて朝から洗濯三昧。休みも仕事のうち。休みだからと言って"空いて"はいない。体と頭を休め、気持ちを整えるという超重要な仕事中。

"体力"で検索される程度に(笑)人よりは体力ある方なのは自覚しているが、経験を積めば積むほどオフの重要性がよく分かる。人の脳も起きている間に入れた情報を、寝ている間に整理して記憶は定着するし、練習しているその瞬間は決してうまくはならず、練習を離れて忘れている間に体が整理して上達する。

昨夜、早めに風呂に入って湯船に浸かっていると、色んなアイデアがぽろぽろ涌いてくる。大量のメールをするのはだいたい風呂上がり。思いついたアイデアをあちこちに放つ。放ってまた忘れる。素早くレスポンスが返ってきたものだけを拾う。

レスポンスが悪いことにいちいち再度お問い合わせをしてお伺いを立ててまでやるほど人生は長くも暇でもない。レスポンス悪いってことは興味ないか、まぁやってもいいけど後で返事しよ、とか、あーあれね、程度のもの。そんなのが上手く行くはずはない。おー!やろやろ!いつやる?いつなら空いてまっせ!みたいなのが結局長く続く。何よりの証拠に9年やってるheat elementsは、全員が未だにそういう反応のメンバーだ。一日中ケ-タイに張り付いとるんとちゃうかというほど全員レスポンスが早い。だから続けられる。

横浜へ腰を据えて半年が経過しようとしているが、まずは我がの暮らしを整え定着させるのが最優先だった。電車にぽろっと乗ってみたり、同じとこ行くのに違う路線乗ってみたり、そこらをふらふら歩いてみたり、人と飲みに行ったり。関西とはまるで違う空気。大阪の夏はクマゼミのソウルぶっちぎりシャウトで目覚めさせられるが笑、こちらはミンミンゼミのしゅっとした文字通りの蝉時雨しゅわしゅわ爽やかな目覚め。この違いはもはや西と東の人間性の形成の違いにすら関係してるのではないかとさえ。

そんな些細なことがやっと暮らしの中に落ち着いてきて、8月入ったあたりから色々動かす気になってきて、先のheat elementsしかり、Quintetしかり。どちらも年内にライブが決まっている。

そして。こちら関東でひとつ、新しいプロジェクトを稼働させる。まずは核になるメンバーと最初の打合せの日程を決めた。この人もおそろしく反応の早いお方。速さが同じ、という感じがする。灼熱方面。速さと体力。音楽業で演奏の次に、いや何なら演奏以上に(笑)最も大事なこと。

こうやって物事を動かしている時が、一番楽しいかもしれない。

で、今朝。
夜に放ったメールの返事が朝までに美しく打ち揃うという、レスポンス早い人々ばかりの素晴らしい返答が見事に合致したところで、今年やれなかったバーブラストライサンド・トリビュートが来年決まった。なんと第5回!!

このマニアックなトリビュートが5回めですよ。しかも毎回、満員。

第5回は、禁断の。。

ピアノはわたくし自ら弾いて歌う形式。わぉ。ついに。

フラメンコとか何やらとか色々やって、やはりバーブラを勉強してやってきたことは、すべての基本になっていることをつくづく痛感する。ので、第5回記念で、ついにチャレンジです。激ムズです。難易度は、種類は違うと言えどヒーテレと同等それ以上(何度も言うがヒーテレの難易度は異常です笑) それだからこそ、今こそ挑戦してみたい。

そしてメンバーは、この企画を初回からずうっと支えてくれている、原満章さんBs、梶原大志郎くんDrの黄金リズムセクション。本来100人レベルのオケでやってる曲をこんな少人数でやろうってな無謀企画に、ほんと丁寧な仕事をしてくださる。感謝しかない。

日時は、来年
4/30

日曜日です!!ゴールデンウイークに突入しておりますが、ぜひ今から予定して頂きたい。趣向凝らしまくりです。例のプログラムももちろん作ります。

はー。。

ヒーテレ、クインテット、そしてようやくこのバーブラ企画が決まって、何だかやっと腰が据わった感じ。あとは極悪ですが、それは来年ね。

というわけで、これまでのバーブラトリビュートのフライヤー達を。どれも超お気に入り。

◆2017.4.30(日)
Barbra Streisand Tribute Act.V
〜Who sings for songbird?〜
@大阪梅田・Royal Horse
奥本めぐみ Vocal/Piano
原満章 Bass
梶原大志郎 Drums&Percussions 
 

高校野球、秋の神奈川大会、準決勝。
横浜vs桐光学園をテレビ観戦中。



来年の春、そして夏への戦いは既に始まっています(o^^o)




わざわざハナちゃんの隣まで行って
わざわざ同じカッコで寝る香雪はん。
爆笑した。

並びに行くとこ動画でも撮ったけど、動画ってあげれるのかなぁこのブログ。後で調べてみよ。
 

立ち話の方が話が弾んだりする。友達同士で帰り際に立ち話が長くなり、近くの喫茶店に入って腰を落ち着けた途端話が終了するとか。

昼下がりに訪ねたおばあちゃまのおうちでの時間もあっという間に4時間近くが経っていた。一度座ると立つのが大変なのよ、腰が少し悪くてねぇ、と言っておばあちゃまは殆ど立ったまま話していたので、つられて私も家の中なのに立ち話。話は途切れることなく、映画とお芝居が好きというおばあちゃまの、好きな俳優さんの話にもなったりして。

日も暮れてきたのでそろそろお暇しようかな、また来るね

「ほんとによ!いつでも来て!あなたとのお話、ほんとに楽しい!」

うん、次は電話してから来るようにするね

「要らないわよ電話なんてー!そんな面倒なことしなくっても、いつでも来てくださったらいいの!」

そういえば子供の頃は友達の家に行くにも思いつきだし、友達が居なくても上がりこんでそこの兄弟と遊んだりお母さんにおやつをもらったり。学生時代もよく友人が下宿先にふらっと遊びに来ては朝まで飲んだりしたものだ。そんな気軽な近所付き合いな習慣は、もう長いこと、あんまり無いな。

じゃあまたお休みの日とか、散歩の途中に寄るね。ふらっと。

「えぇ、そうして!待ってるから!」

ふとご近所で出来た、83歳のお友達。おばあちゃまのおうちへ行こか、というとご機嫌で早く行こう行こう、の香雪。また明日お散歩の途中に少し寄ってみよう。

本編に入らないまま初日終わりで放置していたスペイン紀行。もう2ヶ月も!経ってしまったけどこのことは更新しとこうかな。

マドリードに深夜到着し、翌日マドリードで1日遊んだ後、空港でアルテイソレラの皆様と合流、一路トレドはアスカイカへ。またまた深夜着、そのまま軽く乾杯し就寝、翌朝から舞踊団の方はリハ。ミュージシャンは夜から参加。なのでバスに乗ってトレド市街地へ行ってみる。

バス停。意外に正確に来た。

    
トレド市街地に入ると、なかなかの観光地。


まずは会場である大聖堂を拝んどこー、と、軽い気持ちで寄ってみた。

のだが、これが大間違いだった。

こちら裏口。この辺りに居た頃はまだよかった。


     
大聖堂に近付くにつれて鳥肌が止まらない。鳥肌というより悪寒。


中に入るつもりは無かったのに吸い込まれるようにチケットを買って中へ。
    
全身、足の先まで総毛立つ鳥肌、暑いのに止まらない寒気。髪の毛まで逆立ってる気がした。
   
写真を撮ろうなどという気が全く起こらない。さっさと早く出たいような、ずっと居たいような、奇妙な感覚。
  
どんな歴史かは知らない。しかし此処其処に満ち満ちる、息も出来ないほどの、累々と重ねられてきた人の情念。
   
否、もはや、怨念。
   
歴代の司祭の肖像画の飾ってある部屋があり、最初の司祭は1500年代。そして今へ。5世紀を超える時間。
   
一番大きな黄金の祭壇の裏に回ると祭壇の地下につながる小さな門があり、きつく錠をされている。中を覗くと真っ暗だがおそらくかなり広い地下室になっていて、この門から噴き出してくる情念がもう物凄くて吐き気すらした。霊感のある自覚は無いのだが、時折、こういう感覚に襲われる。

祭壇を正面にすると両翼から飛び出しているように配置されている物凄いパイプオルガン。


      


美しいというよりもはや怖い。

リハは夜からなのでのんびり市街で遊ぼうと思っていたが、しんどくなって1時間半でカテドラルを退散。そのままカテドラル前の土産屋に駆け込み、掴むように鳩の描かれたネックレスをひとつ買って身につける。気休めに土産屋を回り、青いタイルの鏡を買った。


      
バスで戻る車窓には、渇き切って太陽に疲れた大地。そこに生きる人はどこまでも逞しく、日本の都会では感じるのが難しい、原野のヒトヂカラを感じる。

   
それにしても、前日マドリードでゲルニカを見たときから頭に巡るのは
   
いつの時代も人は
何と戦おうとしているのだろう。
    
ーーー

あの蜃気楼の遥か向こうに見えるのは
終ぞ憧れてまだ届かぬあの城か
もうどれほど歩いたのか
手がかりの地図も失って
  
痩せこけた頬は孤独の旅の証
焼け付いた瞳には最早涙も無い
白く枯れて 果てた骨を標に 
越えてく 累累と

灼熱の砂漠に 零れながら乾く
魂を流れた血潮に濡れた脛で
太陽と月とが交わるあの海を
従える岬に建つあの城を目指し

さぁ巡礼者よ鐘を鳴らして
大地の果ての同志に届けろ

見渡せる限りの砂塵の波に消えた
夢に潰えた屍が刻んだ影
手を差し伸べる者は誰一人居なくて
でも感じてるんだ あの城を目指す   誰か

さぁ 巡礼者よ鐘を鳴らして
大地の果ての此処まで届けて
そして
辿り着いたら、鐘を鳴らすんだ
終わり無き旅の 始まりを

あの蜃気楼の遥か向こうに見えるのは
ついぞ憧れてまだ届かぬあの城か

それともただの幻に過ぎないのか
聞こえるのはお前が鳴らすあの鐘の音

【haci〜巡礼者】

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