奥本めぐみのこんなん思とう

シンガーソングライター&フラメンコカンタオーラ・奥本めぐみの公式サイト
2016.8月よりこちらが公式となりました
それ以前の日記や記録などは http://megumi-okumoto.blog.so-net.ne.jp/

2016年06月

良い音楽がしたい。

音楽には2種類しか無い。

良い音楽か
良いとは言えない音楽か。

どんなジャンルでも、単色でも混合色でも、言語リズム使われている楽器音程感。未熟だけど感動するものもあるし、超熟だとてビタイチ感動しないものもある。

良い音楽がしたい。
自分を突き動かしているのは、ただそれだけだ。

どのライブもどのレッスンもどのセッションも遡っては中学高校の部活動時代まで、今までやってきた音楽活動の全てのどれひとつを取ったって、目指してきたのは、今も目指しているのは、それが"良い音楽かどうか" それしかない。

努力しました頑張りましたこれだけ練習しましたお金かけました留学しました難しいことやってます、良くないものは良くない。
昨日やり始めたばっかです経験はありません練習もしてません曲初めて書きましたコードは3つしかありません、良いものはいい。

良し悪しは残酷。人は結局、そこでしか聞いてない。何か知らんけど鳥肌〜orなんかイマイチつまんなーい。

人のド直感に差し込む、何か良かった、感。
そういう音楽がしたい。

ただそれだけだ。

何がどうしたわけではなく
ただ言いたかっただけ。
以上。

昨日、フラメンコ新人公演2016、無事終了致しました。
  
結果はこちら
  
http://www.anif.jp/event/shinjin/new_shinjin
  
準奨励賞を頂戴しました。
  
+++
正直。
  
とても、嬉しい。
  
反面。
  
めっさ、悔しい。
    
どれくらい悔しいかと言うと、アルテイソレラの皆さんが打上げに呼んで下さって(なんと団員さんから5名も出演!)、その一次会の最後あたりで結果が届き、柴崎沙里さんが見事奨励賞を授賞され(超おめでとう!すばらしかった!!)めぐも準奨励賞おめでとうイエーイカンパーーーイ!ってして、さあもうひと上がり!ってなってる中さっくり終電で帰宅したほど。この私がよ?打上げをよ??途中でよ???笑 ワンコが待ってるからってのももちろんありましたけれども。
  
+++
眠気が悔しさで吹っ飛び歯軋りしながら終電帰宅。朝から18時間も待ってくれてた香雪が、一生懸命おかえりおかえりしてくれるのに最高癒されながら床にひっくり返っていたら、親しくしていただいてるバイラオールからメッセージが届いた。
  
「めぐねえさん、おめでとう!!!
  
 カンタオーラ奥本めぐみの誕生ね!!!」
  
あ。
そっか。。。。
    
フラメンコを歌う『カンタオーラ』として、認めていただけたんだな、とここで冷静になれて、結果をすっと受け入れることが出来ました。クヤシイケドナ
  
そしてカンテの大先輩から、将来性が高く評価されましたよ!!とメッセージも届き。
  
+++
  
終わったらあっという間、ではありませんでした。本番まで吐くほど苦しい道のりだった。長かった。何をやってもどこにも近づかない、ていうかこの道間違っとーねんわかっとーねんでもどの道やねん、っていう日々が続き、昨日終わってよーやくひとつ峠を越えたっていう感じがするだけで、終わったあああーーーっていう解放感なんか無いし準奨励賞っていう2番感がさらに火を点けて今日もさっさと目が覚めた。
  
でも起きて、昨日本番後に撮ってもらったこの写真を見て、そだな、これからお前、カンタオーラとしてちゃんとやれ、ってことだな、と。
  
本番終えてすぐ舞台裏に駆けつけてくださったのは、アルテイソレラ鍵田真由美さん、佐藤浩希さん、そして矢野吉峰さん、そのあとバイレで出番を控えていた瀬﨑慶太さん。
すんばらしかった!すんんんばらしかった!!!と何度も言ってくださり、この第一線の方々にそう言っていただけるなら結果はどうでもいいや、って思ったのもホント。
  
結果は嬉しい悔しいです。
が。
公演、として昨日自分が歌ったペテネーラは、昨日の時点での自分のベストでした。あれ以上もあれ以下もありません。何歌ったかはっきり思い出せます。鳥瞰しながら歌えている、そういう時は自分の良い時。そういう意味では一点の曇りも後悔もありません。
  
ま。
フラメンコのおうちには、入れていただけたようですので(* ̄∇ ̄*)エヘ
これからカンタオーラとして武者修行が始まります。
みなさん。使てください。
  
以下謝辞。。。と思って書き始めたら物凄い量になったからこれは個別に。
皆さん本当にありがとうございました!
これから精進します!
 
※どうでもいい追記。
今プログラム見たら全95演目の中でペテネーラやったのあたしだけ!マニアック路線、ここでも顕在。。w

13432281_301996533466901_4259806626370768209_n.jpg

昨夜は、maikoさんとのDUO@自由が丘ハイフン
   
いわゆるライブハウス系のライブでどこでも慣習になっている2ステージ制。なぜそうなっているのかもモチロン承知しておりますし、自分もさんざっぱら、少なく見積もっても1,000回はやった来たであろうこのシステムですが、何度やってもやっぱり
   
ど お お ぉ ぉ お し て も 
  
違和感がありました。
  
コンサートや映画だって2時間以上あるんやし、45分で1回切る必要は音楽的にはどこにも無く。
         
なので昨日はハイフンのマスターとも相談してOKをいただき、ワンステージ、90分一本勝負でやらせて頂きました。全12曲。
    
やはりこちらの方が私は合ってるなと。てか1ステージにすると単純に2回終わらなくていい!!笑 大きな流れを考えられるし、今後も自分の活動はこの形でやることが増えると思います。
    
ハイフンの、ちょっと内緒にしときたい ”とっておき隠れ家” 感、丁寧で心のある音作り、マスターの神戸人的心意気(昨日はまさかの御影出身者揃い!)で、関東に居を移して初のリーダーライブでしたが、いい形、いい音、いいお店で出来て良かった。ゆったりと、アイレ溢れる空間を創れたと思います。ハイフンほんといいお店。またやりたい。
       
そして個人的には、昨日は自分のターニングポイントともなる、試金石的な、立ち位置を確信出来た夜になりました。
  
これからはオリジナルとフラメンコの二本柱でしっかりやっていきます。そらもう全く違う世界ですが、二足草鞋は得意分野。発声法も手法も言語も何もかも違うし、両立出来るのかぶっちゃけここんとこちょっと怖かったのですが、昨日やって確信した。ようやく、色々動き出せます。どちらも、しっかりやります。
         
そんな夜に来て下さった皆様、ありがとう。
そしてmaikoさん、おおきに。
  
◆6/10金 奥本めぐみ(Vocal/Piano) & maiko(Violin) DUO
@自由が丘hyphen
Blue Bird
Chronostasis
Rhapsodie Triangle
雪の降る後に。
木漏れ日
白い坂のある街
一羽の鷹
月なんか見ない
月とブランコ
雨障み
花の名前
〜アンコール〜
こいぬ座の子守歌
    
椅子と同化中の香雪はん。さー来週はフラメンコ新人公演。練習しよ。
Ckomsn2UUAAo5RK.jpg

一昨日、アルテイソレラ発表会、終了。
今年はロンデーニャ2曲、カンシオンポルブレリア、グアヒーラ、タンゴデマラガ、ガロティンの6曲。
   
昨年から始めたフラメンコカンテ。去年の発表会では比較的カンシオン(歌謡曲)系が多かったのでまだ普段の自分に近い感じだったが、今年はガチフラメンコがほとんど。ロンデーニャとか、、、( ;´Д`)
   
今回はお題を数ヶ月前という比較的早期にもらっていたにも関わらず、難曲であるということに加えて、根本的な問題が全然解決せず、まともに取り組めずにいた。
  
というのは音源を聴いて音を取っても、そりゃ音程通り歌うのはそれなりに歌えるけど、全くフラメンコらしくない。そのことに辟易して、歌っていても、違う、これじゃない、そーちゃうやろお前、と自分に突っ込み、自分の録音を聞いてやる気は無くなり、原曲を聴いてさらにその違いに悩む日々。去年は、アタクシ始めたばっかりなんで〜〜テヘペロ(・ω<)☆で許されることも1年過ぎたらそうは行かないし言えない。
   
出来ない悩みもキツいが、分からない悩みもきつい。違うのはハッキリ分かるのに何が違うのかが分からない。違いが分からないからやっても無駄が多い。とにかく聞いてとにかく歌うなんていう数で勝負系は、見聞きしただけで瞬時にその構造が直観で感覚的に分かって且つそれを勝手に体現出来ちゃう天才がやること。
  
曲りなりにも発声も15年くらい教えてきた立場でもあるのに、彼らの発声の構造から分からない。そもそものスペイン語の発声発音の日本語との違いも明確にある。カンテの発声法と今まで自分がやってきた発声や得てきた発声法の知識との違いについても、一体何がどう違うのか、どんだけ音源を聴いてもスペイン語のニュースやら映画を見てても、発声発音法の理屈がわからない。ネットを検索してみてもとにかくカンテに関しては嘘ばかり。腹式で歌うとか喉を絞るとか。なんやそれ笑 腹式てw そりゃ呼吸法やwww
   
それでも分からんまま歌って練習することは出来るが、違う道をただただ歩いていても目的地には辿り着かない。

===   

よく音楽の現場でも、とにかく聞け、聞いて真似しろと言う指導は未だにかなり多いが、そんなんでは上達しない。道を間違ったのをそのまま気づかずに歩いてたら正しい道に出たなんてことはまず無い。よしんば偶然合ってる道に出たとしても、何でそこに着いたのか分かって無い以上、また同じ間違いをする。絶対に研究せなあかん。絶対に。その間一ミリも進んでないように見えても。
  
とにかく真似しろ系とセットで売ってるのが”無駄な練習は無い”だが、無駄な練習はある。無駄だったということが分かったという意味では無駄では無いのかも分からんが、練習に費やした無駄な時間の自分への言い訳もしくは慰めにしか過ぎない。

===     

共演するスペイン人本人達にも発声や発音について聞いてみたが、ん?普通に歌ってるだけだよ?と言う。そらそーーーよな聞いた私が悪かった。現地の人にとっては普通のこと。
   
”スペイン人はもともと喉が強いからあいつら喉を絞って歌ってもヘーキなんだよ”とかいう人もいたが、隣で聞いてても喉なんか絞ってない。そういう意味では、生粋のヘレスの歌い手の真横で歌えるというのは絶好の機会。発表会のリハが本格的に始まってからはずうっと彼らの観察に集中していたが、彼らがリハの合間に、呟くほどの小さい、割と透明な声で練習してたってめっちゃくちゃフラメンコだし、声量とか喉を絞るとかいう話ではない。
  
マヌエルに一つ、聞くべき音源を質問して、帰ってきた答えが私が好きな歌い手だったので、その人の音源を何度も聞いてよーーーーやく、そうかああああなーるほどーーそれかぁーーーー!と発声について一つ謎が解けたのは本番2日前。導き出した答えが合ってるか、マヌエルやトロ達の発声を見て聞いて確認したから間違いない。
   
しかし、わかったのと、やれるのとは別。一日練習して、その発声でやることは一応は出来るけど、やったことないから持続しない。持たない。その筋力が無いし、すぐいつもの発声に戻ってしまう。でも、喉も今までより全然疲れない。これまで毎回フラメンコの本番のたびに、リハの段階で枯れて潰してきてたけど、これでやると録音してみても、自分では少しそれらしく聞こえてるし、声枯れも全然マシ。
  
さて本番。
楽しかったー!とは正直言えない。自分の課題が多すぎる。消化不良、根本的な課題、フラメンコというものへの取り組み。
  
それでも共演したマヌエルとトロという、生粋のヘレスの歌い手は、リハの間に悩んで凹んでいても、お前は良くやってるよ、よくなってきたやん、今のは良かったよ、あと、ここはこうだよ、フラメンコは本当に難しいから、少しずつだよ、僕らもそうやってやってきたんだから、と沢山教えてくれたし、褒めてもくれた。
  
本番中。歌ったりパルマを叩いたりしていて、ふと訪れる楽しい瞬間は此処そこにあった。隣で久しぶりに宝塚から帰ってきたヒロキさんがめちゃくちゃ楽しそうにハレオってパルマってたのに乗せられて、無心で歌える場面もあったがその歌がフラメンコらしい、ということとはあまりに全然遠いので、楽しかったがそれが良かったのかはどうだか。
   
まあそれでも、今出来るだけのことはやった、かな。。。。。
   
カンテ歴これで約1年半。楽しい!新鮮!面白い!な時期は過ぎ、これからは苦悩が始まるのは分かっているが、昨日一カ所、自分でも、今のはカンテ的にも多分良かったし多分踊りともばちっと噛んだ!という箇所があったので、それをサカナにこれからもやっていこ。
   
というわけで。
発表会お疲れ様でした。踊り手の皆さんの1年の努力に去年も感動したけど今年も感動した。そしてマヌ、トロ、アントニオおにいちゃん、むちゃgraciaよ。誠さんも色々ありがとう。真由美先生も。そして今回も使ってくださったヒロキさん、本当にありがとうございました。

13322074_295507017449186_5318874628405580486_n.jpg

↑このページのトップヘ